金足農・吉田輝星は松坂より上 “高校ビッグ4”は誰が買いか
25日にプロ野球のドラフト会議を迎える。8月終わりに高校日本代表と大学日本代表の壮行試合をテレビ解説し、高校生の4人が抜けていると感じた。
今年一番とみているのは、金足農の吉田である。甲子園の初戦から4試合連続2ケタ奪三振をマーク。横浜や日大三などの強豪校を次々と倒し、秋田勢103年ぶりの甲子園準優勝の原動力となった。
教え子の松坂(中日)タイプだ。身長は松坂が183センチ、吉田が176センチ。投手としては高くないが、牽制、フィールディング、クイックなど投球以外のレベルは、松坂と比べても遜色ない。
松坂は硬かったが、吉田は股関節が柔らかい。これにより、球持ちが良くなる。打者寄りでボールがリリースできるため、球が伸びるのだ。これは最速152キロという球速以上に、プロで活躍できるかを見極める重要な要素になる。