実は攻撃的 稲森佑貴の初Vがあぶり出す日本ツアーの問題点

公開日: 更新日:

【日本オープン】

 主催者が出場要請した松山英樹にフラれ、メジャータイトルを持つA・スコットは通算6オーバー50位に終わり、前年覇者の池田勇太は予選落ち――。

 活躍が期待された注目選手の見せ場が少なかった今大会は、首位発進の稲森佑貴(24)が68で回り、通算14アンダーでツアー初優勝を果たした。

 高校2年生で挑戦したプロテストに合格して8年目。

 フェアウエーキープ率は2015年シーズンから首位の座を守り続け、「ティーショットが曲がらないプロ」として知られるが、その一方でドライバー飛距離は274.7ヤード(ランク91位)。“飛ばし”は例年ランク90位台の常連であり、どちらかといえば地味なタイプのプロだ。

 最終日はボギーが先行するも、「9番で長いバーディーパットが入ってから流れに乗り、後半は落ち着いてプレーできた」(稲森)と、パープレーで折り返したインでは3連続を含む4バーディー(1ボギー)を決めて逃げ切った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした