著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

愚痴を並べた挙句「全英にはもうこない」に失望、私は皮肉のひと言を投げた

公開日: 更新日:

 1990年の全英オープンは「聖地」と呼ばれるセントアンドリュースで行われた。当時43歳だったジャンボは初日、イーブンパー51位。巻き返しを狙った2日目は1番をバーディーで出て行った。薄曇りで微風だった天気は、6番か7番くらいから突然、冷たい風が吹き出した。半袖シャツでプレーしていたジャンボは寒そうだった。

 前半は5番、7番でボギー。後半も2つのボギーで75。通算3オーバーで予選落ちすると、待っていた日本人記者の前で愚痴を並べた。

「この強い風と寒さは34歳なら何とかなっただろうが……。暑い中で汗をかきながらプレーするタイプなのに、全英ではそんなゴルフができない。全英は自分に合っていない。つくづくそう思った。今年が最後だ」

 ジャンボが「強い風が吹き、寒いから全英は最後」と言うから、私は「ならば、もう屋内でゴルフをするしかないね」とさりげなく言った。ジャンボは無言だった。

 会見が終わると顔見知りの記者に、「菅野さんのは取材じゃなくて、説教だよ」と言われたが、説教というより、日本ゴルフ界のリーダーに対する皮肉だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外