今季2勝9敗1分けの鬼門で…巨人の下克上を阻む“赤の重圧”

公開日: 更新日:

 広島ファンで真っ赤に染まったスタンドからの声援、歓声が、巨人ナインに想像以上の重圧をかけているようなのだ。

 今季の巨人のチーム防御率はリーグトップの3.79。にもかかわらず、マツダスタジアムでは6.25と投手陣が打たれる。「ここに来ると、あれだけスコンスコン打たれるでしょう。ウチのサインとか、のぞいてるんじゃないの? って思いたくもなりますよ」とはチーム関係者。そんな負け惜しみの声が出るくらい、苦手意識が染み込んでもいる。かつて巨人が東京ドームで圧倒的に強かった時代、相手チームに同じことを言われ、巨人ナインは「何をバカなことを。そんなことを言ってるから勝てないんですよ」と笑い飛ばしていたものである。

 セ・リーグ覇者の広島には1勝のアドバンテージがある。この日の1敗で巨人は0勝2敗と追い込まれた。疑心暗鬼になるだけで、戦う前から負けている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」