新人王でも来季は年俸7500万円 大谷の大型契約はいつに?

公開日: 更新日:

 しかし――。昨オフ、エンゼルスにマイナー契約で入団したため、今季年俸はメジャー最低保障の54万5000ドル(約6300万円)。最低保障は来季55万5000ドル(約6400万円)に引き上げられ、なおかつ過去の新人王が10万ドル(約1150万円)くらい昇給していることから、大谷の来季年俸は65万5000ドル(約7500万円)程度になるとみられる。

 メジャーでは基本的にデビューから3年間は最低保障でのプレーを強いられる。エバン・ロンゴリア(現ジャイアンツ)が08年、デビューから6日後にレイズと6年総額1750万ドル(約20億1000万円)で合意したのは例外中の例外。飛び抜けた実力の持ち主であっても通常、年俸調停権を得る3年目のオフに大型契約を交わすのが一般的だ。

■「来季も30発近く打てば…」

 大谷が自身の価値に見合った年俸を手にするのはいつになるのか。スポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「二刀流の価値、潜在能力、将来性で判断すれば、今オフにもロンゴリア規模の大型契約を提示されても不思議ではありません。打者に専念する来季も30発近く打てば、実質的な価値は『10年300億円』まで高騰するでしょう。二刀流の大谷は球団にとってリスクが少ない選手。投手として復調できなくても、打者としての働きが見込めるからです。ただし、あくまでもエンゼルスは20年に6年約166億円の契約最終年を迎える主砲トラウトとの再契約が最優先事項で、今オフにも条件提示するとの地元メディアの報道もある。トラウトと契約延長で合意に達すればともかく、大谷が主砲よりも先に大型契約を結ぶのは考えにくいですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性