メジャー金満球団の緊縮財政で…菊池雄星の評価が急落危機

公開日: 更新日:

 菊池雄星(27)のメジャー移籍に影響しそうだ。

 オフの補強で主役を務めることが多い東西の金満球団が、今年は金庫の扉を開かないからだ。「東西の球団」とは、ア・リーグ東地区のヤンキース、ナ・リーグ西地区のドジャースのこと。メジャーでも屈指の資金力を誇る両球団は、年俸総額を抑制するため、今オフの大型補強を控えるというのだ。

 8日付のCBSスポーツ(電子版)によれば、今季の年俸総額はドジャースが1億9450万ドル(約221億7000万円)、ヤンキースが1億9210万ドル(約218億6400万円)。これまでぜいたく税支払い対象の常連だった両チームとも昨オフ、人件費削減に励み、課税を免れた。それでもドジャースは6年連続地区優勝、2年連続ワールドシリーズ進出、ヤンキースは2年連続ポストシーズンに駒を進めた。いずれの経営陣も現有戦力で十分にポストシーズン進出は可能と判断しているという。

 そんな2球団の緊縮財政が菊池を直撃しかねない。両球団とも、花巻東高時代から菊池の調査を続けており、今オフの獲得を有力視されている。しかし、人件費を抑制すれば菊池に応札しない可能性もある。仮に入札したとしても、好条件は提示しないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?