鈴木誠也が「1」継承で背負う 広島の流出阻止“4カ年計画”

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 6年ぶりに復活する。

 19日、広島鈴木誠也(24)が背番号「1」をつけると発表された。2013年に前田智徳氏(47)が引退して以来、空き番号だった。過去の「1」は古葉竹識氏、大下剛史氏、山崎隆造氏、そして前田氏。大下氏を除き、現役時代は広島一筋の生え抜きが名を連ねてきた。

 鈴木球団本部長は「重みのある番号。これを背負えるのは誠也しかいない」と言ったが、背番号1には「生涯広島」という“裏テーマ”がある。球団関係者は言う。

「広島は江藤、金本、新井と、これまで多くの4番を流出させてきた。生え抜きのイメージが強い『1』を背負わせることで、FAによる他球団移籍やメジャー流出を阻む狙いがあるのです」

 鈴木はメジャー志向が強いことで知られ、すでにメジャースカウトの評価も高い。同じ1994年生まれのエンゼルス大谷翔平の存在が大きく、「楽しそうに野球をやっていて、うらやましい。メジャーの試合も翔平がいるから見るようになりました」と話していた。

 鈴木の海外FA権取得は最短でも2022年オフ。球団は4年前に「先手」を打ったことになる。広島は今後、FAラッシュに襲われる。今オフは丸が国内FA権を行使した。来オフには会沢、菊池、野村、今村が取得予定で、20年オフに田中、21年オフには大瀬良や中崎ら投手陣5人に権利取得の可能性がある。

「そういう状況で誠也にポスティングを直訴されたら球団としては困る。ポスティングは球団の許可ありきですが、前田健太という前例があり、簡単には突っぱねられない」(前出の関係者)

「1」の十字架で、鈴木の夢を封じることはできるか。

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