アジア杯代表23人発表 香川を呼ばなかった森保監督の胸中

公開日: 更新日:

 12日、来年1月5日に開幕するアジアカップ(UAE)に出場する日本代表23人が発表されたが、代表初招集選手は一人も見当たらず、独1部ドルトムント所属MF香川真司(29)のメンバー外が注目を集め、周囲から「森保代表監督から完全に見切られたのか?」という声が飛び交った。

 現在、首位キープのドルトムントで出番なしが続いている香川だが、年明け1月の「移籍市場解禁」時期に「ドイツを離れてスペイン、トルコあたりに移籍する」といわれている。香川にしてみたら「移籍が成立するまではケガなどリスクを避けるためにも代表の試合でムリはしたくない」が本音だろう。

「森保監督も同じ思いでしょう」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が、さらにこう続ける。

「戦力として期待されていない、代表引退も同然とみなされているのではなく、常時出場が見込めるチームに移籍した上でトップフォームを取り戻し、それから代表に招集する――と指揮官は考えていると思います。半年前のロシアW杯で背番号10を背負い、ベスト16入りに貢献した香川のテクニックはさびついてはおらず、個人的にもトップ下のポジションで十分に機能すると思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  2. 2

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 3

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 4

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  5. 5

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  1. 6

    森保JにW杯グループリーグは「天国」にも「地獄」にも…FIFAが組み合わせ抽選「ポット分け」正式発表

  2. 7

    サッカー日本代表 森保一監督に「有名指揮官キラー(殺人者)」の称号…再脚光で世界から引く手あまた?

  3. 8

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  4. 9

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  5. 10

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー