大谷に頼れる先輩 エ軍加入“TJ手術成功”右腕リハビリ秘話

公開日: 更新日:

 メッツの元エース右腕が、大谷翔平(24)の同僚になる。

 エンゼルスはレッズからFAになっていたマット・ハービー投手(29)と1年1100万ドル(約12億4000万円)で合意したと18日(日本時間19日)、チーム公式サイトが報じた。

 今季終了後、右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受けた大谷にとっては、ハービーの存在は確実にプラスになる。TJ手術を受けた投手の成功例だからだ。

 今季途中、メッツから移籍したハービーは大谷同様、160キロの速球が武器。メジャー2年目の2013年にはオールスターで先発を務め、この年は9勝(5敗)をマーク。エース格に成長したが、シーズン終了直後にTJ手術を受けた。

■7カ月間もボールを握ることさえせず

 それまで、肘にメスを入れた投手は復帰までに14カ月程度を要するとされていたが、ハービーは前例にとらわれなかった。

 本拠地シティフィールドのあるニューヨークでは何かと誘惑が多いため、術後はメッツのキャンプ地であるフロリダ州ポートセントルーシーでリハビリを行った。感謝祭やクリスマス休暇も返上してキャンプ地にこもって来る日も来る日も、地味なリハビリメニューを黙々とこなした。一般的に、術後6カ月でスローイングプログラムを開始するが、ハービーは7カ月間もボールを握ることさえしなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった