順調の日ハム吉田と負傷の中日根尾 2球団育成法の“明と暗”

公開日: 更新日:

 2人の黄金ルーキーに明暗だ。

 24日、日本ハムドラフト1位の吉田輝星(金足農)がプロ入り後初めて捕手を座らせてのブルペン入り。まだまだ出来には納得していない様子だったが、キャンプまで残り1週間、順調に調整を進めている。

 一方、中日1位の根尾昂(大阪桐蔭)は、前日のベースランニング中に右ふくらはぎを軽度の肉離れ。キャンプは二軍スタートに変更となった。

 これには、日ハムと中日の新人育成の違いが関係しているのではないか。

 日ハムの新人選手は、年齢を問わず、6月ごろの実戦デビューを目標に置いている。新人合同自主トレの練習メニューも、あくまで軽め。個別練習は選手の裁量に任されているものの、球団がやりすぎだと判断すればブレーキを踏むこともある。オーバーワークによるケガを防ぐためだ。

 新人で最も練習すると評判の日ハム4位・万波中正横浜)は、大渕スカウト部長から「技術は寝かせることも大事だ」とアドバイスされ、個人練習のペースを落とした。授業がある高校時代と違い、時間はタップリあるから、オーバーワークを招くケースもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差