森保Jアジア杯SFでイラン撃破 3人の立役者と決勝への課題

公開日: 更新日:

「準々決勝までのイラン代表と同じチームとは思えなかった。1トップのFWアズムンも本調子じゃなかったし、選手はメンタル的な安定感を欠いていた。自滅と言っていい」と話すのはテヘラン在住のスポーツジャーナリストであるレザー・ジャリルザデ氏である。

 戦前の予想ではFIFAランクがアジア最上位の29位イランが、同50位でアジアカップ初戦からピリッとしない戦いを続けている「森保ジャパンを圧倒する」だった。ところが0―0で迎えた後半11分、イラン選手が大チョンボを犯す。

 MF南野拓実(24=ザルツブルク)がPA内で倒れた際、イラン選手4人が足を止めて「PK欲しさにわざと倒れた」と主審に猛抗議。その間に起き上がった南野がボールを追い掛け、イランゴール前にクロスを放り込むとフリーのFW大迫勇也(28=ブレーメン)が先制ヘッドをズドンだ!

 その11分後。イランPA内でMF南野のクロスがイランDFの手に当たり、VAR判定から日本にPKが与えられ、これをFW大迫が冷静にゴール右に決めた。ここで完全に勝負あった。イラン選手はラフプレーを仕掛けて日本選手を挑発したり、平常心を失って反撃どころではなくなった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗