元スピードスケート五輪銅 山中宏美さんは銭湯でヨガ講師

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「それで翌93年2月に再建手術し、続けることにしました」

 リハビリ中は楽に歩けるよう、足の運び方、体重移動、呼吸法などを徹底して考えた。それをスケーティングに置き換えて生み出したのが独自の「ピッチ走法」だ。足首にプレートを2本入れたまま復帰するや国内大会8連勝。メダルの期待を受け、リレハンメルへ。

「出場したのは1500と3000、5000。本命はもちろん5000メートルで、レースは想定通りでした」

 自身の日本記録を11秒17も更新。7分19秒68の好記録で、見事銅メダルに輝いた。

 そして96年、同期入社の武司氏と結婚。夫の競技生活を支えてきた。

「ヨガのレッスンは口コミやSNSを通じて引き受けてます。スケート? 今なら私自身も楽しめると思いますから、お声かけください」

 リフレクソロジストでセラピストでもある一人娘と3人暮らしだ。

 (取材・文=高鍬真之)

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