来場者も過去最高に “野茂パワー”に中日全体が感謝感激

公開日: 更新日:

 効果は絶大だ。

 3日、前日に続いてキャンプ地を訪れた野茂英雄氏(50)。二軍球場で「NOMOジャパン」の教え子、根尾昂(大阪桐蔭)との再会を果たすと、一軍のキャンプ地へ移動し、実戦形式の練習を視察。与田監督(53)に「(選手の)仕上がりが早いね」と話したという。

 野茂氏が“臨時コーチ”に就任したのは同期の縁。与田監督とは同じ1989年のドラフト1位でプロ入りした。キャンプでの指導をお願いすると、先月電話で「沖縄へ行く」と快諾してくれたそうだ。

■「とんでもない人に教わった」

 それにしても、メジャーで一大旋風を巻き起こしたトルネード右腕の登場に、選手やコーチ陣の感動はハンパじゃない。前日にフォークを教わり、メジャー志向を秘める鈴木博志(21)は「とんでもない人に教わったんだという感じ。向こうから話しかけてくれるなんて」と言えば、一軍に帯同していた門倉二軍投手コーチも「昨日(1日)のコーチ会議で与田監督から『今日(2日)から(野茂が)来る』と聞いた時、思わず『写真を撮りたい』と言いそうになった。誰が教えるより説得力があると思う。選手は(助言を)一言一句聞き逃しちゃいけない」と、まるでファンそのもの。友利結国際渉外担当も「僕ら(OBやコーチ)が『10』教えるよりも彼の言ったひと言が大きな影響を及ぼす。彼は伝説の人だから」と話した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは