ブルペン7日間で5度も 巨人菅野に“投げまくり”の反動懸念

公開日: 更新日:

 菅野智之(29)が投げまくっている。

 8日のブルペンでは今キャンプ最多の68球。途中から、FA加入の炭谷が初めて捕手役を務めると、ギアが上がった。直球にスライダー、カットボールなどの変化球も交えた投球に、炭谷は「言うことない。イメージ通りスゴイ投手。全部の球に自信を持ってるし、全部が勝負球になる。トータルのレベルが高い」と賛辞が止まらなかった。

 投球後、炭谷と情報交換を行い、「コミュニケーションをとりながらやっていきたい。リードに応えるのが投手の仕事」と貫禄たっぷりに話した菅野。他球団スコアラーも「今の状態で順調にシーズンを迎えたら、もうお手上げ」と早くも白旗を掲げるほどの仕上がりだが、巨人関係者には不安がないわけではない。

 この日がキャンプ7日間で実に5度目のブルペン入り。今年はオフのハワイ自主トレから快調に飛ばし、1月中旬の時点で「明日、キャンプインでも大丈夫」と宣言するほどだった菅野は昨季、12球団で唯一、200イニングを超える202回を投げた。

 開幕からフル回転し、ヤクルトとのCSではポストシーズン史上初のノーヒットノーランを達成。2年連続の沢村賞をはじめ、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振など主要タイトルを総なめにした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし