3月の侍J入りも辞退 巨人に“丸効果”ジワリで指揮官も賛辞

公開日: 更新日:

 広島から巨人にFA移籍した丸佳浩(29)が、3月9、10日にメキシコとの強化試合に臨む侍ジャパンの招集を辞退していたことが昨4日、日刊ゲンダイの取材で分かった。

 2020年の東京五輪に向け、侍ジャパンの外野陣は不透明な状況にある。今オフにDeNAの筒香がポスティングで、西武の秋山が海外FA権を行使してのメジャー移籍を視野に入れている。侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)は、以前から丸の招集について「十分ある」としていた。2年連続MVPの丸を日本代表の中心選手に考えるのは当然だ。5日には稲葉監督が巨人キャンプを視察に訪れることになっているが、NPB関係者は、「まずは巨人に慣れることを優先したいという返答でした。今年11月のプレミア12、来年の東京五輪はもちろん別の話です」と明かすのだ。

 その丸は順調に巨人の宮崎春季キャンプを過ごしている。4日目のこの日は、フリー打撃で92スイングして5本のサク越えを記録。「巨人の雰囲気に慣れてきている。スイング量? 全体練習はカープの方が長い。でもその分、個別で打っているので」と話した。元広島・新井貴浩氏の激励を受け、「(巨人の)ユニホーム姿を笑われた。(移籍時には)心配していただいたので話せてよかった」と笑顔を見せれば、新井氏は「FA宣言する前もしてからも、丸から相談に来た。環境が変わると力んでしまう。一番怖いのはケガ。ゆっくり調整した方がいいよという話をした」とアドバイスを送った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  2. 2

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 3

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  4. 4

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり

  5. 5

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    「高額療養費制度」見直しに新たな火種…“がん・難病増税”に等しいのに、国家公務員は「負担上限」据え置きの可能性

  3. 8

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    八潮市の道路陥没事故で爆笑動画…“炎上連発”中町綾を起用したCanCamに《格が落ちた》SNS嘆き