マリナーズ菊池雄星 左腕苦手の下位打者に“初被弾”の収穫

公開日: 更新日:

 マリナーズ・菊池雄星(27)が投げるたびに課題に直面している。

 7日(日本時間8日)のレッズ戦では二回、7番ディートリックに真ん中高めの直球を右中間席に運ばれ、オープン戦3度目の登板で初被弾である。

 試合後の菊池は「(1ボールからのカウントを)取りにいった真っすぐを本塁打された」と、パワーに脱帽したが、ディートリックは過去6年間で昨季の16本塁打がキャリアハイ(通算打率2割5分4厘、60本塁打、204打点)。

 菊池と同じ左腕を苦手にしており、通算の対戦成績は357打数83安打の打率2割3分2厘、10本塁打、36打点。昨季まで所属したマーリンズでは、相手先発が左腕の場合、スタメンを外れることもあった。

 マリナーズと同じア・リーグ西地区には、エンゼルス・トラウト、アストロズ・アルトゥーベら右の強打者が揃う。対照的に左の長距離砲は少ない。

 ライバル球団との対戦では左打者への警戒が緩みがちになっても仕方がないとはいえ、ディートリックに一発を浴びたように、甘く入れば簡単にスタンドまで運ぶパワーを持った打者は少なくない。打順が下位でも気を抜けば手痛い一発を浴びるリスクはあるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは