米公式球とザル守備…マリナーズ雄星の肩肘に“二重の負担”

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 菊池雄星(27=マリナーズ)の初実戦を日米両メディアが絶賛している。25日(日本時間26日)のレッズ戦に先発。2回を1安打2失点(自責点0)、最速153キロをマークした投球に「メジャー斬り斬り舞い」「カーショウ級カーブ」「269発ボットぼう然」などと大騒ぎだ。

 環境の異なるメジャーで、それなりの結果を出した。今後に期待を抱かせる投球内容だったのは事実だが、だからといって菊池がこのままメジャーで成功するとみるのは早計ではないか。

 実戦はまだ始まったばかり。彼我の環境の差異が日本人投手の体をむしばみ、大きな故障につながるのはこれからだからだ。

 大谷(24=エンゼルス)や田中(30=ヤンキース)は、1年目の前半戦で利き腕の肘の靱帯を損傷。藤川(38=現阪神、元カブス)や和田(38=現ソフトバンク、元オリオールズ)も、メジャー1年目の開幕から間もない時期に靱帯損傷で戦列を離れた。

■無意識のうちに指先に力

 メジャー通算32勝、メッツやロッキーズで活躍した吉井理人ロッテ投手コーチはかつて、日刊ゲンダイコラムでこう書いていた。

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