白鵬に逸ノ城…貴景勝の大関ノルマ“あと2勝”には難敵揃い

公開日: 更新日:

 苦しい後半戦になりそうだ。

 今場所の大関とりを目指す貴景勝(22)が19日、結びで横綱鶴竜(33)と対戦。立ち合いのもろ手突きから押しの一手で、危なげなく勝利した。これで8勝2敗。大関昇進を決めるためにも、2ケタ勝利は必要。つまり、最低限のノルマまであと2勝になる。

 残り5日間で2勝と聞けば昇進濃厚と言いたくなるが、今後の相手は上位陣。きょう20日は白鵬戦だ。3大関との対戦も残っている。さらに油断できないのが、このまま優勝争いを続ければ避けられないであろう、逸ノ城(25)である。

 今場所は9勝1敗。すでに高安豪栄道を粉砕している。成績がメンタルに左右されやすく、消極的なときはただのデカい置物。それがひとたび自信を取り戻すや、現役最重量226キロの巨体で圧力をかけながら、ガンガン攻める。

 貴景勝はこの巨漢力士に7勝2敗。昨年1、3月場所では逸ノ城の積極相撲に敗れている。

 強敵揃いの後半戦。序盤の2敗が大きな痛手となるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ