白鵬に逸ノ城…貴景勝の大関ノルマ“あと2勝”には難敵揃い

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 苦しい後半戦になりそうだ。

 今場所の大関とりを目指す貴景勝(22)が19日、結びで横綱鶴竜(33)と対戦。立ち合いのもろ手突きから押しの一手で、危なげなく勝利した。これで8勝2敗。大関昇進を決めるためにも、2ケタ勝利は必要。つまり、最低限のノルマまであと2勝になる。

 残り5日間で2勝と聞けば昇進濃厚と言いたくなるが、今後の相手は上位陣。きょう20日は白鵬戦だ。3大関との対戦も残っている。さらに油断できないのが、このまま優勝争いを続ければ避けられないであろう、逸ノ城(25)である。

 今場所は9勝1敗。すでに高安豪栄道を粉砕している。成績がメンタルに左右されやすく、消極的なときはただのデカい置物。それがひとたび自信を取り戻すや、現役最重量226キロの巨体で圧力をかけながら、ガンガン攻める。

 貴景勝はこの巨漢力士に7勝2敗。昨年1、3月場所では逸ノ城の積極相撲に敗れている。

 強敵揃いの後半戦。序盤の2敗が大きな痛手となるかもしれない。

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