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帖佐寛章日本陸連顧問

1930年6月、東京都生まれ。東京教育大(現・筑波大)で日本選手権800メートル、1500メートル優勝。箱根駅伝出場。引退後は順天堂大陸上部監督として箱根駅伝優勝。数々のトップアスリートを育てた。五輪監督、日本選手団副団長、神戸ユニバーシアード日本選手団長、日本陸上競技連盟強化委員長、専務理事、副会長をはじめ、日本体育協会副会長、国民体育大会委員長、国際マラソン・ロードレース協会会長などを歴任。現在は日本陸連顧問、順大スポーツ健康科学部名誉教授。

リディアードコーチの招聘でロード一辺倒だった指導に変化

公開日: 更新日:
ニュージーランドのスネルはローマと東京で3つの金メダルを取った(C)共同通信社

 1960年ローマ五輪までは、日本のマラソン練習はロード中心。合宿ではウオームアップもなく「今日は20キロ、明日は30キロ、最終日は40キロ」と、ひたすら一般道を走らされていた。硬いアスファルトの上を長時間走れば、同じ筋肉ばかりに負担がかかり故障も怖い。

 私がコーチ会議で… 

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