福岡国際マラソン 設楽悠太は“2度目の1億円ゲット”なるか

公開日: 更新日:

「もう一丁!」はあるか――。2日号砲の福岡国際マラソンには、2月(東京)に2時間6分11秒の日本記録(当時)を出した設楽悠太(26)と4月のボストンを制した川内優輝(31)が国内招待選手として出場する。

 設楽の日本記録更新は16年ぶりのこと。日本実業団陸上競技連合(以下、実業団連合)が2020年東京五輪のマラソン強化策として15年から開始した報奨金制度(Project EXCEED)により1億円の報奨金(所属のホンダ監督・チームに5000万円)を手にしたが、10月には大迫傑(27)がシカゴで2時間5分50秒の日本新記録を樹立。1億円のボーナスをゲットした。

 短期間のうちに日本記録関連だけで2億5000万円が消えた実業団連合はHP上に、「あと1名の選手が日本記録を突破した場合でも、(日本記録)挑戦奨励賞の出現具合にもよりますが、なんとか報奨金がお支払いできる財源が残っています。とはいえ、このProject EXCEEDは財源を使い果たしたところで終了する制度になっています。このProject EXCEEDが日本記録突破のための『追い風』になっている状況をみて、わたくしたちも追加の協賛金を募金する努力をはじめます。いくら集められるかはわかりませんので選手の皆さんには出来る限り早く次の日本記録を出すことをお願いします……」という西川晃一郎会長のメッセージを掲載している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々