著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

トルコの名将ギュネシ監督が太鼓判「香川は代表レベルだ」

公開日: 更新日:

 日本代表MF香川真司の加入で一躍、注目度がアップしたトルコの名門ベシクタシュ。
指揮官であるシェノール・ギュネシ監督(66)が、2002年日韓W杯でトルコ代表を率いて来日していたことをご存じか。日本がラウンド16でトルコ相手に苦杯を喫した時、中学生だった香川は試合会場となった宮城でサッカー留学中だった。17年の時を経た邂逅に「縁だね。人生とはこういうものなんだ」とトルコの名将は笑顔で語った。

  ◇  ◇  ◇

 日韓W杯で欧州の中堅国トルコが3位に躍進したことは世界中を驚かせた。当時、香川は地元・神戸から仙台に赴き、みやぎバルセロナというクラブチームでドリブルを徹底的に突き詰めていた。技術指向の強かった中学生が、日本戦の会場の近くにいたことを知ったギュネシ監督は、感慨深そうにこう言った。

「僕らが日本と試合をした時、まだ幼い少年だったのに今では世界的なサッカー選手になって一緒に仕事をしている。サッカーの醍醐味っていうのはそういうことさ。人と人を結び付け、友情を育み、そして信頼関係を築く。彼とそんな縁があったことをうれしく思う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも