T・ウッズ劇的復活の裏に父親のプライドと大型契約50億円

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 すると2組前のX・シャウフェレ(25)が13番、14番の連続バーディーを決め、3組前のD・ジョンソン(34)は15番から3連続バーディー。そしてB・ケプカ(28)も15番バーディーと、一時12アンダーの首位に5人が並ぶ大混戦になった。しかし、モリナリはレイアップした15番(パー5)の第3打を、この日2度目の池ポチャでV圏から脱落。このホールでバーディーを奪ったウッズが単独トップに立つと、続く16番パー3はピン右上から傾斜を利用してカップ1メートルに寄せてバーディーを奪い、勝利を確定させた。

■廃人同然の姿に「ウッズは終わった」

 それにしても2年前、この完全復活を誰が予想できたか。2017年5月、ウッズは自宅近くの路上で飲酒または薬物の影響下で運転した交通違反の容疑で逮捕された。ニュースで公開された顔写真は、薬物で心身をむしばまれた中毒患者のよう。衝撃を受けたファンや関係者は「ウッズは終わった」と、誰もが思ったはずだ。

 しかし、ウッズは死んではいなかった。「低迷期の最大のモチベーションは、10年に離婚した元夫人との間にできた2人の子供です」と言うのはゴルフライターの吉川英三郎氏だ。

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