帰国後バタバタで35位T 今平周吾“マスターズかぶれ”の徴候

公開日: 更新日:

 今平も同じように、「できれば15ヤード、とりあえず10ヤードアップを目指したい」とドライバー飛距離への課題を口にした。マスターズ初日は287ヤード(平均297ヤード)、2日目283ヤード(同292ヤード)という数字に愕然としたのだろう。日本では昨季ドライバー飛距離は287・09ヤード(ランク32位)と飛ばないわけではない。しかし、メジャーの中に入ると飛ばない現実を突きつけられてしまう。

「日本人選手はメジャーで飛距離不足に悩みますが、別の考え方もある。米ツアーには飛ばなくても活躍する選手はたくさんいます。例えば世界ランク51位につけるジム・フューリクです。ドライバーは274ヤード(同208位)と飛ばない。しかし、フェアウエーキープ率1位、平均ストローク3位、パーオン率12位と抜群の安定感を誇っている。日本人選手も飛ばしではなく、もっと違うスキルを高めたほうがいい」(米ツアー記者)

 今平はショットメーカーだ。飛ばしを求めて持ち味を失うのではなく、飛ばなくても、曲がらないフューリクを見習うべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」