ダル3勝目ならず…球が走り“与四球王”の課題克服の兆しも

公開日: 更新日:

 前日までメジャーの与四球王だったダルビッシュ有(32)が、ようやく復調気配だ。

 日本時間16日、敵地シンシナティのレッズ戦に先発。5回3分の1を投げて5安打2失点、11奪三振で与えた四球はゼロだった。勝ち投手の権利をもって降板したものの、チームは延長十回にサヨナラ負け。3勝目(3敗)は逃した。

「きょうはカッターが良かった。速球やスライダーはあまり良くなかったけど、自分を信じて投げよう、四球を出してもいいと思って一生懸命投げた」

 とは試合後の本人。前日まで33与四球はメジャーワースト。開き直って投げた結果が無四球につながったようだが、だからといって制球難が完全に解消されたかといえばそうではない。

 この日は六回途中で102球。全盛時のダルであれば7、8回は投げる球数だ。カッターや多彩な変化球で三振の山を築きながら、ボール球の多さは相変わらず。課題の制球難が完全に解消されてこその復活だろう。

 ドジャース前田健太(31)はこの日のパドレス戦に先発。6回3分の2を3安打12奪三振無失点と、危なげない投球を披露した。打っては二回に先制の2点適時打を放った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした