巨人V奪回と東京五輪も左右 坂本の腰痛に両指揮官ヒヤヒヤ

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 巨人坂本勇人(30)の腰の状態が心配されている。

 16日の日本ハム戦の二回に勝ち越し2点打を放ったものの、四回に四球で出塁した直後、腰の張りのために代走を送られた。原監督は「無理をせずに代えようと。大したことはない」と軽症を強調したが、15日の試合でも終盤に途中交代しており、「坂本は大丈夫なのか?」と他球団をザワつかせているのだ。

 開幕からセ・リーグ新記録の36試合連続出塁。交流戦に入って調子を落としてはいるが、21本塁打はリーグトップ。打率.315、47打点と好水準をキープしている。遊撃で守備の要。主将も務める大黒柱だ。

 今季は中距離打者から長距離砲へ転身したかのように、昨季の18発をすでに超える本塁打を量産している。30歳になり、そんな新たな一面を見せる一方、ゲームセットの瞬間までグラウンドに立っていないケースも目立つ。若い頃から腰痛と付き合っているが、今年はあまり状態が良くないのかもしれない。

「FAで丸が加入したことで、相手のマークが分散し、坂本の打撃が覚醒したと他球団は見ている。もし離脱されたら、坂本だけは代わりがいない。だからこそ原監督も苦心している。試合の展開を見ながら、大差の場合は、まるでベテランのように、こまめにベンチに下げながら休ませなければいけない。長期離脱だけは何としても避けたい。19歳でレギュラーに定着してから、ほぼ大きな故障なくここまできた。それでも左脇腹痛で離脱した昨夏に1カ月以上離脱。原監督ら首脳陣は坂本のコンディションには神経質になっています」(球界関係者)

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