データで差がつくのは戦略的優位性ではなく「活用の仕方」

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 すべてのチームがデータを取り入れることで、データの有無におけるチーム間の優位性はなくなってきた、ということである。

 しかし、そんなことは想定済み、成功例はすぐに模倣される。目指すべきはデータの選手への浸透、それによって、ほんのわずかでもいいからパフォーマンスを向上させることだという。もともと才能ある選手が、データを利用、活用することによってその才能に磨きをかける、ということだ。得意の投球に、得意の打撃に、こうすればもう少しうまくいくという理由とともにデータを与えること、それを選手が受け入れ、実践すること。今季も地区首位を独走するアストロズではこのような考えがしっかりと浸透しているようだ。

■予測の先や隙をつくパフォーマンス

 コール投手やバーランダー投手はもともとの決め球であるカーブ、スライダー、またはフォーシームの回転数や回転軸に着目。それぞれの球に磨きをかけることでより良いパフォーマンスにつなげている。相手打者は球種を予測できているにもかかわらず、打てないのが現状だ。

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