大船渡・佐々木に“神風” V候補敗退しジャッジも援護射撃に

公開日: 更新日:

■高野連がマスコミ各社に取材ルール配布

 マスコミもファンも、そして主催者まで佐々木を後押しする。開幕前、岩手県高校野球連盟からマスコミ各社に、FAXが送付された。その中には「岩手大会における大船渡戦に際しての取材要項」というものがある。「混乱を避けるための佐々木に関する取材運用ルール」で、毎試合後、監督の次に佐々木が囲みといわれる共同取材に応じるといったことなどが事細かに記載されている。個人の選手の取材について、事前に高野連がマスコミに通達するのは異例である。

 大船渡はメディアやプロのスカウトに佐々木の家族との接触自粛を要望している。

 さらに全校生徒に書面でこんな異例の通達もしているという。

「報道関係者から野球部のこと、佐々木君のことを聞かれたら、『学校に聞いてください』と答えるようにしてください」 これは保護者にも文書で伝えられた。それもこれも佐々木を守るためだ。

 次戦は8強をかけ、中1日で最初のヤマ場である今春の県大会準優勝のシード校、盛岡四と対戦する。とはいえ、順当なら決勝で対戦する可能性が高い花巻東と並ぶ最大のライバルだった盛岡大付が消え、聖地への視界が開け始めた。さらなる“追い風”も期待できそうな状況だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状