盛岡一に156kmも…大船渡・佐々木が強豪校に投げないワケ

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 スポーツマスコミは令和に入って最速だと騒いでいる。

 今ドラフトの目玉・佐々木朗希(大船渡)が7日、盛岡一との練習試合で156キロをマークしたことに関してだ。

 この日は9回を3安打2失点に抑え、140球で完投勝利。前日の柏木農(青森)戦は70球、5回を投げて1安打無失点に。球速がアップした上に、連投もOK、15日の岩手大会初戦(対遠野緑峰)に向けて視界良好というのだが、佐々木本人も、国保監督も、この夏の最大の目標は甲子園出場だろう。

 そのためには、花巻東や盛岡大付などの甲子園常連校を倒さなければならない。普段から骨っぽい学校と対戦して、もまれる必要があるのに、最近の練習試合の相手を見る限り、全国区の強豪とは言い難い。

 全国区で言えば3月31日に作新学院(栃木)、4月20日に仙台育英(宮城)と対戦しているものの、佐々木は作新学院戦は3回(1失点)、仙台育英戦は3回と3分の2に投げただけ(2失点)。

 6月2日の佐久長聖(長野)戦でようやく完投(4失点)したが、それ以外は県内や近県の無名校との試合がほとんどだ。

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