ソラーテのサヨナラ弾も喜べず…虎劇的勝利の裏にザル守備

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「今日はミスが多すぎた。勝って喜びたいが、喜んでいいのかという自分もいる」

 新助っ人ソラーテのサヨナラ2ランに矢野監督が複雑な表情を見せたのもよくわかる。それほどこの日の阪神の守備はヒドかった。まずは初回、1死一、三塁でビシエドの三塁ゴロで併殺を狙った大山の送球を二塁糸原がベース上でポロリ。記録に残らないミスで先制を許せば、ソラーテも二回、京田の捕れるゴロをグラブにも当てられず記録は中前打。ソラーテは六回にも1死二塁で遊ゴロを一塁へ悪送球。二、三塁とピンチを広げ、続くビシエドの適時打で同点にされた。

 八回には糸原が平凡な飛球を落とし、福留の本塁悪速球などが絡んで逆転された阪神。ソラーテの一発は4つの失策すべてを帳消しにしたものの、「恥ずかしい黒星」とならなければ、ミスした選手もホッとするだけ。阪神の83失策はダントツのリーグワースト。確かにサヨナラ勝ちでバカ騒ぎしている場合ではない。

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