阪神・藤浪8.1中日戦で一軍復帰へ プロ生き残りへ正念場

公開日: 更新日:

 いよいよ待ったナシだ。

 阪神藤浪晋太郎(25)が8月1日の中日戦(甲子園)で一軍復帰する可能性があるという。

 去る26日に中日との二軍戦(甲子園)に先発。大阪桐蔭の後輩である根尾を3タコに封じるなど、6回6安打2失点。二軍では8試合に先発し、1勝3敗、防御率1.88。7月6日のヤクルト戦では6回3失点も6与四死球。課題の制球難が根治したとはいいがたいが、チームはメッセンジャーが右肩の治療のために米国へ帰国。28日の巨人戦に先発した岩田が3回9失点でKOされながら、先発投手のコマ不足で次回も一軍で登板するという。復調を慎重に見守ってきた首脳陣も、藤浪の手を借りざるを得ないのだろう。

 本人にとっても正念場だ。

「3月12日の中日とのオープン戦で二軍落ちしてから4カ月半が経過。二軍の選手相手に見下ろして投げる分にはまだしも、一軍はお客さんの数はもちろん、プレッシャーの度合いは全く違う。強烈なヤジも飛ぶ。復帰戦で好投すれば自信になるが、逆に大崩れしようものなら、これだけ時間をかけたのにやっぱりダメだと失格の烙印を押されかねない。それくらい大事な試合といえます」

 とは、阪神OBだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性