八村に課せられる“影武者” W杯は得点より献身プレーがカギ

公開日: 更新日:

 米プロバスケットボールNBAワシントン・ウィザーズの八村塁(21)が堂々の凱旋である。

 男子日本代表は12日、W杯に向けた強化試合(千葉ポートアリーナ)を行い、ニュージーランド(NZ)を99―89で下した。合計27分9秒プレーした八村は2本の3ポイントを決めるなど、チームトップの35得点をマーク。フリースロー成功率は5割(14本中7本)にとどまったものの、攻守で存在感をアピールした。

 昨年の豪州とのW杯アジア地区最終予選以来となる代表戦を終えた八村は「やっと日本代表の一員になれたと思う。オフェンス、ディフェンスとも良いバスケができた」と振り返った。

 相手のディフェンスを強引に突破したり、豪快なダンクも決めるなど、フォワードとして役割をきっちりとこなしただけでなく、目立たない場面でもチームに貢献した。

 NZによる自身へのマークが厳しいと見るや、相手のDF陣を引き付けたり、スクリーンといわれる防御を崩す動きを見せた。2点差に迫られた第3ピリオド序盤には、ゴール前で自分がおとりになることで左サイドのシューティングガード比江島の3ポイントシュートを演出。敵陣では献身的なプレーで相手のファウルを引き出すシーンもあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?