著者のコラム一覧
いとうやまねコラムニスト

サッカー、フィギュアスケート、ラグビーなどのコラムニスト。取材・構成・ライティングを担当した土肥美智子著「サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡」が好評発売中。

優勝トロフィーに冠された「ウェブ・エリス」の正体とは

公開日: 更新日:

 そもそも、なぜ優勝トロフィーが「ウェブ・エリス・カップ」という名前なのか? これは長くラグビーファンをやっている人にはよく知られているのだが、しばしお付き合い願いたい。

 今から200年近く昔の英国での話だ。

 イングランド中部のウェストミッドランズ都市州ウォリックシャーの小都市、ラグビーにある名門パブリックスクールでのことである。

 生徒同士のフットボールの試合中に、ウィリアム・ウェブ・エリスというひとりの学生が「ボールを持ったまま走る」というルール違反をおかしたのである。そのルール違反こそがこのスポーツ(後のラグビー)の発祥だという。突然、生まれた競技は進化を遂げ、やがて校名「ラグビー校(Rugby School)」から「ラグビー」と命名されるに至った。

 真実かどうかは、今となってはわからない。何度かその言い伝えを証明する、あるいは否定する検証が行われ、ラグビー校のOBを中心としたドキュメンタリー番組も制作されたが、すてきな逸話なので「どっちでも良いのではないか」と個人的には思っている。 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑