著者のコラム一覧
いとうやまねコラムニスト

サッカー、フィギュアスケート、ラグビーなどのコラムニスト。取材・構成・ライティングを担当した土肥美智子著「サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡」が好評発売中。

W杯優勝カップは国王や大統領であっても触れてはいけない

公開日: 更新日:

 ワールドカップの宴がたけなわだ。開幕前には「日本にラグビーは必要ない」なんて言う人もいたが、日本戦以外の対戦カードのテレビ視聴率も悪くない。そこでコラムニストいとうやまね氏による連載「ラグビー四方山話」。第1回は優勝カップにまつわるアレコレをお届けします――。

 ◇  ◇  ◇

 ラグビーワールドカップの各スタジアム周辺駅には、巨大な化粧幕やモニュメント、歩道を飾るタペストリーが世界中のファンを出迎えている。

 そのモチーフのひとつが「ウェブ・エリス・カップ」。この金色の優勝トロフィーは出場20カ国のうち、たったひとつのナショナルチームの頭上に掲げられることになる。

 トロフィーは開幕前に各地を回ったが、富士山にも登っている。御来光と雲海をバックにした写真が実に神々しかった。 高さ47.2センチ、重さ4.5キロを運ぶのは、さぞかし大変だったに違いない。意外と知られていないことだが、ウェブ・エリス・カップは優勝経験者以外、直に触れてはならないという暗黙の了解がある。それは国王であっても、大統領であっても、である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑