著者のコラム一覧
いとうやまねコラムニスト

サッカー、フィギュアスケート、ラグビーなどのコラムニスト。取材・構成・ライティングを担当した土肥美智子著「サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡」が好評発売中。

優勝トロフィーに冠された「ウェブ・エリス」の正体とは

公開日: 更新日:

 当の本人だが、ラグビー校を優秀な成績で卒業した後、オックスフォード大に入学し、クリケットの選手となる。

 その後、聖職者として結婚はせず、生涯神に仕えた。晩年は病気療養のため南フランスに渡り、1872年1月24日に65歳で亡くなったという。 今でも、フランスはマントンの海の見える丘にある墓所には、ラグビーファンによって花が手向けられている。結局、ウィリアム・ウェブ・エリスは、真実を墓まで持っていったことになる。

 彼は銅像にもなった。長袖シャツに蝶ネクタイ、長いスラックス姿のウィリアム少年がボールを抱えて走る姿は、校舎の前に生き生きと表現されている。ラグビー校の広大な敷地には、男女合わせて15の寮(ハウス)もある。それぞれの寮には「ハリー・ポッター」の魔法学校のように名前が付けられているが、ウィリアム・ウェブ・エリスのいた「タウン」という寮は今も健在である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃