佐々木ドラ1指名球団が背負う「ポスティング容認」の覚悟

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■アスレチックスは学校訪問

 佐々木がメジャーに関心を持つのはある意味、自然なことである。体の成長とともに球速がアップ、高校2年の秋には最速157キロをマークした。その年の11月、国学院栃木との練習試合ではフィリーズ、パイレーツ、オリオールズ、アスレチックスのメジャー4球団が視察。日本は巨人西武の2球団だけだった。ネットの金網にへばりついて一挙手一投足を追うメジャースカウトもいたほどだ。放送関係者がこう言う。

「アスレチックスは、国学院栃木の練習試合に先立って、米国から派遣されたスカウトが大船渡高にまで足を運んで練習を視察。中には編成トップのGMが直々に大船渡への視察を検討した球団もあるほどです。3年生になる直前の3月31日に行われた作新学院との練習試合では、156キロの直球を軸に3回6奪三振。強豪相手に好投したことで、さらに評価は高まった。大船渡高には、高校から直接メジャー挑戦することを前提としたマネジメント会社の売り込みがあり、国保監督に対して代理人として名乗りを上げた人間も現れた。今年9月に行われたU18W杯でも、マメの影響で1回19球しか投げていないにもかかわらず、メジャー球団による佐々木の評価は、日本選手の中で突出していました」

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