佐々木ドラ1指名球団が背負う「ポスティング容認」の覚悟

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 運命のドラフトまであと1日に迫った。

 最大の注目を集める佐々木朗希(大船渡)は、去る2日の進路表明会見で「12球団どこでも頑張りたいと思います」と話し、メジャー挑戦については「今はあまり考えられない。日本で頑張りたいです」と、国内のプロ入りを希望した。

 佐々木の成長曲線はいたって緩やかだ。プロ入りを意識し始めたのは高校1年の冬。中学時代はずっと、ケガに悩まされた。ケタ外れの潜在能力はあったとはいえ、プロ野球が現実的な目標になってから、2年も経っていない。プロ入り後は、「しっかり体づくりをしたい」と話しているように、プロ野球選手としてバリバリ活躍できるまで、時間がかかることは本人も理解している。

 さる地元マスコミ関係者はこう言った。

「今はあくまで日本のプロ野球で活躍することが大目標ですが、将来的にはより高いステージでプレーしたいという思いはある。大船渡の国保監督は米球界でのプレー経験があり、米球界の育成スタイルをお手本にしている。以前は佐々木に高校からのメジャー挑戦を勧めたこともあったそうですが、本人が日本でまずは結果を残したい、と慎重な姿勢を崩さなかった。今は筋力も体力も、メジャーに挑戦できるレベルに達していないという自覚があるからです。プロ入りして数年後に体が完成し、一定の結果を残せるようになった段階で、夢を追うことになるでしょう」

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