原監督は勝利至上主義 佐々木ドラ1位指名の度量はあるのか

公開日: 更新日:

 巨人は4日、都内の球団事務所でスカウト会議を行った。長谷川スカウト部長は1位候補となるA評価は「8人」とし、「投手が多い。(大船渡)佐々木君、(星稜)奥川君、(明大)森下君はA評価の中でも上」と説明した。

 1位の最終決定は「全権」の原監督が参加予定のドラフト前日16日のスカウト会議になるという。同部長は当初から佐々木を「特A」と評価している。現状でのビッグ3の位置づけは「佐々木、奥川、森下」の順とみられるが、チーム関係者によると、「1位は3人のうちの誰か。紛糾しています」というから予断を許さない。問題は最終決定を原監督が下すということである。

「能力でいえば163キロ右腕の佐々木。スカウト部長をはじめ、現場はゾッコンだし、普通なら決まりのはずでした。ただ、原監督の契約はあと2年。現実問題として、体づくりや育成に数年の時間がかかりそうな佐々木で良しとするか。リーグ優勝したとはいえ、チーム防御率3・77はリーグ4位。先発もリリーフ陣も苦しんだだけに、原監督の要望はズバリ『即戦力』と聞いています」(前出の関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  3. 3

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  1. 6

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 7

    Cocomiと男子バレー小川智大の結婚に立ちはだかる母・工藤静香の“壁” 「日の丸ブランド」認めるか?

  3. 8

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  4. 9

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  5. 10

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声