巨人もベタ降り? 大船渡・佐々木に日本ハム単独指名の目

公開日: 更新日:

 数いるドラフト候補の中でも素質が飛び抜けているのは間違いない。163キロを投げる佐々木朗希(大船渡)のことだ。

 ケタ外れの素質はしかし、プロ側の評価に直結しない。なにしろ、ひ弱なのだ。

 医師は「球速に耐えられる骨、筋肉、靱帯、関節ではない」と話しているそうで、「故障する可能性が高い」(国保監督)と、甲子園出場の懸かった岩手大会決勝を欠場。U18日本代表に選ばれたものの、大学生との壮行試合や韓国戦ではマメを潰して、降板を余儀なくされた。登板間隔に制限がある上、たまに投げたかと思えば、指先を痛めている。

「プロ入り後は、本当に基礎体力を強化するところから始めなきゃならない。投手として一人前になるのに、いったい、何年かかるやら……」という各球団の不安に追い打ちをかけたのが、3日にスタートしたプロ側との面談だ。

「佐々木が聞いてくるのは、プロ入り後のトレーニングや練習環境のことがほとんど。本人もゼロからのスタートを自覚しているわけで、いよいよ及び腰になった球団が増えています。それに、もし、育てられなかった場合の反動も大きい。あれだけの大器を潰したとなれば、球団の評判もガタ落ちですからね。例えば巨人は、スカウト部が佐々木にゾッコンでしたけど、全権を握る原監督が即戦力を欲しがっていると聞きました」とは、さる球界関係者。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状