日ハム1位・河野竜生 兄弟を7回甲子園に行かせた父の教え

公開日: 更新日:

 2014年夏の徳島大会でのことだ。

 当時、1年生だった河野は先発するも、5回か6回で降板するケースが多かった。入学からわずか4カ月足らず。体もできていないし、無理をさせるわけにはいかない。リードしていようと、降板はやむを得ない。本人はしかし、途中でマウンドを降りることが悔しくてたまらなかった。

「当時のことは強く印象に残っています」と、現在も鳴門高野球部の指揮を執る森脇稔監督はこう言った。

「ベンチに戻って、泣きながら自分の次に投げるピッチャーを応援するのです。涙を流しながら大声を出し、一生懸命、応援していた。とにかく負けず嫌いな子でした。1年の夏から3年連続で甲子園で投げているのですが、1、2年生のときは初戦敗退。甲子園で勝てない悔しさが、彼を成長させたと思います」

 迎えた3年夏、鳴門は佐久長聖(長野)、智弁学園(奈良)、盛岡大付(岩手)を下して8強入り。河野は1、2回戦で完投するなど4試合すべてに登板した。

「体(174センチ、82キロ)が大きいわけでも、飛び抜けて体力があるわけでも、足が速いわけでもない彼が、ピッチャーのランニングでは先頭を走っていた。日々の練習は人一倍、熱心でした。負けてたまるかという気持ちが強かったのでしょう」とは森脇監督だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した