松坂以上の声も…中京大中京・高橋宏斗“掛け値なし”の評価

公開日: 更新日:

 対戦した学校の監督からは「松坂大輔以上」の声も上がった。

 20日の明治神宮大会高校の部の決勝戦。六回からマウンドに上がって高崎健康福祉大高崎(群馬)打線を無安打に抑え、初優勝の原動力となった中京大中京(愛知)の高橋宏斗(183センチ、79キロ、右投げ右打ち=写真)のことだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(28枚)

「初戦(対明徳義塾)の最速が146~147キロ。平均が143キロくらいだから球速はまあまあ。今大会ではナンバーワンですけど、来年のドラフトの目玉というわけにはいかないでしょう。松坂と比較しては松坂に失礼ですよ」と、セ・リーグのあるスカウトがこう言った。

「ストレートの球筋も目を見張るようなものではないし、変化球のキレや精度もいまひとつ。何より制球が甘い。全体としてボールが高めに浮いているし、狙ったところに投げられていない。フォームにしても下半身主導の粘り強さが見られないし、腕が遅れて出てくるわけでもない。腕の振りのしなやかさも感じられません。ヤクルトに1位指名された星稜の奥川や昨年の吉田輝星(現日本ハム)の方が投手としてはるかに上。今後、良くなればドラフト2位か3位くらいで指名される投手になるかもしれませんが、投げ方自体に魅力が感じられない」

「松坂以上」はリップサービスとみてよさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景