中日ロドリゲスがメジャー復帰 巨人は国内補強3連敗の屈辱

公開日: 更新日:

 やはり、帰って来なかった。

 中日で今季、セ・リーグの最優秀中継ぎ投手に輝いた左腕ジョエリー・ロドリゲス(28)が、米大リーグのレンジャーズと2年総額550万ドル(約6億500万円)で契約したと球団公式サイトが報じた。

 2018年に中日入りして今季は64試合に登板し、3勝4敗1セーブ、41ホールドで初のタイトルを獲得。防御率は1・64だった。

 今季の年俸は7000万円。中日と契約が切れる最速159キロ左腕を、巨人は当初、オフの補強の目玉と位置付け、水面下で調査を続けていた。しかし、巨人の大塚球団副代表は先月末、「(阪神のジョンソンを含めた2人は)メジャーに行くという情報が入ってきた。調査した結果、ロドリゲスもジョンソンもメジャーじゃないか」と発言。2人はまだ中日と阪神に独占交渉権がある段階で、巨人の幹部が去就について言及するという異例の発言が物議を醸した。

「レンジャーズの条件が2年総額6億円ちょっとなら年俸は2億円ほどでしょう。これなら巨人だって争奪戦に参加できた。それどころか、もっと好条件も用意できたはず。それでもロドリゲス本人が、手厚い出来高や一獲千金が狙えるメジャー復帰を前提にしていた。巨人は門前払いに近い状態で、調査の段階で早々に撤退せざるを得なかったようです。巨人の副代表は『交渉に行くって言ってない』とコメントしていたが、それは交渉に行く前にフラれたから。マスコミに『メジャーに行くみたい』とブチまけるなんて、中日や阪神の関係者はカンカンでした」(球界関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」