国内では敵なし紀平梨花 打倒ロシア3人娘はもう4回転頼み

公開日: 更新日:

紀平梨花(全日本総合1位/SP=73.98、フリー=155.22)

 ライオンのたてがみを彷彿させる金色の衣装で、日本の女王が躍動した。

 12月22日に全日本選手権初優勝を果たした紀平梨花(17)が23日、「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2019」に出演。今年公開された映画「ライオン・キング」の劇中で使用されたビヨンセの「スピリット」を舞った。大会も制し、国内に限れば敵なしだ。

 そんな紀平にとって、目の上のたんこぶと言えるのがロシアの3人娘。今季のGPシリーズではスケートカナダでトゥルソワ(15)に、NHK杯ではコストルナヤ(16)に敗れ、ともに銀メダル。3人娘が勢ぞろいしたGPファイナルでは、金コストルナヤ、銀シェルバコワ(15)、銅トゥルソワと、表彰台を独占され4位に甘んじた。

 習得に励んでいた4回転ジャンプはまだ未完成。今後は高地合宿などを行い、実戦でも使える武器にしようと目の色を変えている。

 獅子の牙は、ロシア勢に届くか。

【写真ギャラリー】紀平梨花 全日本選手権

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし