紀平GPファイナル決めるも…縮まらないロシア勢との実力差

公開日: 更新日:

 やはりロシアの壁は高い。

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ、NHK杯で2位となった紀平梨花(17)。一夜明けた24日、連覇のかかるGPファイナル進出について「少しの取りこぼしで順位がすごく変わる厳しい戦いになる」と語った。

 12月4日に開幕するGPファイナルは、6人中4人がロシア勢。NHK杯で優勝したコストルナヤ(16)、平昌五輪金メダリストのザギトワ(17)に加え、4回転を駆使するシェルバコワ(15)とトルソワ(15)という面々が揃う。

 シェルバコワは今季のアメリカ大会で4回転ルッツ+3回転トーループのコンビジャンプに成功。女子史上初の4回転ジャンプに成功したトルソワは、カナダ大会で4回転トーループと3回転トーループ、3回転サルコーとのコンビも決めた。このときは冒頭の4回転サルコーを失敗するも2位の紀平を寄せ付けず、15点以上の大差で優勝している。

 いずれも3年後の北京五輪では避けて通れないライバルになるため、紀平も必死に4回転を習得。しかし完成度は低く、NHK杯では直前で4回転サルコーを回避した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋