巨人岡本は“1人3役”大忙し 侍Jで東京五輪へ「2つの課題」

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「プレミア12では28人だった選手登録が五輪では24人に減少する。外崎のように内外野が守れるユーティリティープレーヤーが重宝される一方で、岡本に求められているのは、今年37歳のベテラン松田に頼りっきりの三塁の後釜。はっきり言って三塁ならチャンスがあります。菊池がメジャー挑戦を断念し、広島に残留を決めたことで、二塁は菊池。本職が二塁の山田は、プレミア12で試したように、一塁へ回る可能性が高い。岡本が一塁を山田と争うには分が悪い。チャンスがありそうなのは、三塁に限るということです」

 さらに巨人でも新たな役割が加わった。長年、チームをまとめてきた阿部が昨季限りで引退し、二軍監督に就任。現チームは、野手では主将の坂本、投手ではエースの菅野が引っ張るが、「もう2、3人、監督のような選手をつくらないといけない」とした原監督から「(岡本)和真は賢いから自覚は出てきてくれると期待している」とまとめ役に指名されたのだ。

 巨人の4番、まとめ役、そして侍の正三塁手へ――。「1人3役」の忙しい年が幕を明けた。

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