「僕はメンタルが」初黒星の朝乃山 ネックは体よりアタマ

公開日: 更新日:

 ある親方は「先場所の千秋楽が顕著だった」と、こう続ける。

「すでに14日目の時点で優勝は白鵬に決まっていたとはいえ、大関とりのためにはひとつでも多く勝っておきたかったところ。それが正代相手に立ち合いから何もできず、なすすべなく寄り切られた。結局、11勝4敗。仮に勝っていれば12勝で、今場所の大関とりのハードルも低くなったはず。大事な場面で負けているようでは、審判部に与える印象も悪くなる」

■稀勢の里の二の舞い?

 大関の昇進基準は三役で3場所33勝。ここ2場所で21勝とはいえ、9月場所は平幕だった。今場所は単に12勝では厳しく、勝ち星の上積みや優勝、あるいは優勝次点などの材料がなければ昇進は持ち越しになりかねない。

 体と違って、アタマはなかなか鍛えられないもの。稀勢の里のようにならなければいいが……。

【写真ギャラリー】大相撲1月場所4日目

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到