2日連続金星配給で休場 白鵬に“エルボーとビンタ”のツケが

公開日: 更新日:

 どっちが横綱かわからない取組だった。

 14日、横綱白鵬(34)がまさかの2連敗を喫した。相手は対戦成績20勝1敗とカモにしていた平幕の妙義龍(33)。立ち合いではヒジも張り手も使わず、最初から左下手狙い。これを妙義龍に阻止されると、あっさり突き落とされ土俵に手をついた。

 支度部屋では両目を閉じ、報道陣の問いかけにもほとんど答えず。「2日連続で金星配給は珍しいのでは?」と聞かれると、「……そうかな」と強がった。

 それにしても、エルボーやビンタを使わないと、こうももろいのか。ある親方は「それも対策を取られつつある」と、こう話す。

「先場所の大栄翔は、かち上げを食らいながらも、白鵬を押し出した。顔面狙いのかち上げは低い姿勢で当たってくる相手にこそ効果がある。高い姿勢で胸元めがけて突っ込んできた大栄翔には効果半減でしょう。かち上げは自分も腰高になるという欠点もある。そこに力自慢の大栄翔のぶちかましを食らって後退。再び当たるスペースをつくってしまい、押し出された。2日目の遠藤戦でもヒジ対策を取られた。遠藤は張り手を食らった瞬間、白鵬の右側にずれたのでかち上げは不発だった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ