「僕はメンタルが」初黒星の朝乃山 ネックは体よりアタマ

公開日: 更新日:

 前日までの覇気もなく、支度部屋では終始うつむいていた。

 15日、大関とりを狙う朝乃山(25)に土がついた。立ち合いから阿炎のもろ手突きで上体を起こされると、怒涛の突っ張りに耐えきれず、押し倒された。

 支度部屋では意気消沈。

「前に出られなかった。ダメな相撲でした」

 と話し、「自分の持ち味を出せなかった。悔しい。明日以降? 前に出て相撲を取りたいです」と、反省ばかりが口をついた。

 188センチ、177キロの体で、右差し、左上手を得意とする正統派四つ相撲の力士。前に攻めながらまわしを探るスタイルを身につけてからは、メキメキと成長している。

 一方、鍛え抜かれた体に比べて、メンタルは強い方ではない。本人が常々、「僕はメンタルが弱い」と言っているのも、謙遜ではなく事実だ。

 かつては連勝と連敗を繰り返すツラ相撲。7勝3敗から5連敗したことは過去2回もある。敗戦を引きずって、ずるずると黒星を重ねてしまいがちだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」