著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

開幕戦2Gの浦和レオナルドは往年の釜本邦茂を彷彿とさせた

公開日: 更新日:

 2020年のJ1リーグが2月21日に開幕した。前年のリーグ覇者である横浜FMは、G大阪に1ー2で敗れる波乱のスタートとなった。他にも天皇杯を制した神戸は、昇格組の横浜FCと1ー1のドロー。昨シーズン3位の鹿島は、広島に0ー3と完敗して<初めて最下位に名を連ねる>など想定外の試合が多かった。そんな中で気を吐いたのが、昇格組の柏だ。

 札幌に4ー2で競り勝ち、2位と好スタートを切った。ケニア人初のJリーガーであるオルンガが原動力となった。

 193センチの長身ストライカーはロングパスに反応して快足を飛ばし、飛び出してきたGKをかわすなどして2ゴールをマーク。昨シーズンのJ2最終・京都戦で1試合8ゴールという驚異的なJリーグ新記録を作った男が、その持てるポテンシャルを遺憾なく発揮した。

 柏は、かつて2011年にJ2から昇格するや、いきなりJ1リーグ優勝という快挙を達成した。

 その再現も十二分にあり得る――と今シーズンのJ1リーグでダークホースに推す声も多く、オルンガも得点王の有力候補と言えるだろう。対抗馬と目されるのが、開幕戦で2ゴールを決めて湘南に3ー2と競り勝った浦和レオナルドである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々