原監督ら都に5000万円 巨人多額寄付が生む他球団への波紋

公開日: 更新日:

 その一方で、他球団からはこんな声が出ている。ある選手が声を潜めてこう漏らす。

「さすが巨人ですね。規模が大きい。炭谷会長(巨人)が音頭を取った選手会の寄付とは別に、巨人の3人は1000万円ずつだから、スゴイとしか言いようがない。巨人で年俸が高い順の3人なんだろうけど、これで他球団がどう動くか。ウチも球団として何か寄付しようという話になっていましたが、再考しないといけません。あくまで善意の行動とはいえ、巨人の後に100万円だと、ちょっと少ない気もしますし……」

 なお、3選手の今季の年俸は菅野が6億5000万円(日本球界トップ)、坂本が5億円(同3位タイ)、丸が4億5000万円(同8位タイ)となっている。

 今月上旬にJリーグ札幌の全選手が、クラブに年俸総額約1億円の自主返納を申し入れた。その際も全部で56チームが存在する他のJクラブからは困惑する声も上がっていた。給料が安い選手にとってはプレッシャーになるし、クラブごとに規模や環境、経営状態が違うからだ。

 巨人はマスクまで大量に寄付している。いつまで経っても必要な場所に必要な枚数を供給できない安倍政権の無能さが浮き彫りになるというものだが、巨人の寄付は寄付で他球団に波紋を広げそうである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃