巨人にコロナ禍で割食う3人 今季100試合減少で偉業遠のく

公開日: 更新日:

 交流戦が中止となり、試合数減となることが確実な今季、巨人では誰が影響を受けるのか。

 まずは通算2000安打にあと116本としている坂本勇人(31)。31歳7カ月の最年少記録は、7月13日までに達成しないといけないため、開幕が遅れた時点で絶望的となっていた。それどころか、今年中の達成も微妙になってきた。

 セのMVPを獲得した昨年、116本目を打ったのは93試合目。NPBは現状、6月以降の開幕を目指しており、もし試合数が100試合前後に削減されるようなら、昨年同様にハイペースで打ち続けないといけない。不調や故障が一切許されない厳しい条件だ。さらに来年は延期した東京五輪が控える。主将級の働きが期待されるため、なるべく早く通過しておきたい大きな節目ではある。

 次は中島宏之(37)だ。西武オリックス、巨人で通算1767安打。2000安打まで残すは233本だ。レギュラーに定着できれば、2シーズンで届く。しかも今季は春のキャンプから好調を維持していて、通常開幕ならスタメンで滑り出せるほど打ちまくっていた。巨人1年目の昨年はわずか8安打。背水の覚悟でプレーする年齢である。2000安打の偉業が遠のく致命的な試合数減となりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 8

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  4. 9

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  5. 10

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方